Day #7-1 プロジェクト品質マネジメント
※注意:個人で勉強した内容を記事として書き起こしています。内容が必ずしも正しいという保証はありません。もし間違いを見つけられましたら、コメントなどでお知らせいただけると嬉しいです。
プロジェクト品質マネジメント とは
プロジェクトが取り組むニーズを満足させるために品質を管理します。
- 品質マネジメント計画 (品質計画)
- 品質に関する基準を定め、プロジェクトでそれを遵守するための方法を文書化します。
- 品質保証
- 品質基準を確実に満たすため、計画的かつ体系的な活動を行います。
- 品質コントロール
- 品質基準が満ちているか監視・記録し、必要な変更を提案できるようにします。 QC 七つ道具や新 QC 七つ道具などを駆使します。
QC 七つ道具についてはまたいずれ。
品質マネジメントの手法
- 管理図
- ある一つの特性について時間ごとに観測・線グラフ化し、 上方管理限界 と 下方管理限界 を超過していないかを判断します。
- ベンチマーク
- 類似のプロジェクトと同じ評価条件を使って品質を比較し、ベストプラクティスを特定したり改善策を定義したりします。
- レビュー , テスト
- ウォークスルー (開発の担当者などが少人数かつ短時間で非公式に検討を行う) 、インスペクション ( モデレータ と呼ばれる責任者のもと、実際に動作させずに人の目でチェックする) などのレビューや、検証項目をまとめたテスト仕様書に沿って行うテストなどで品質を担保します。
補足: 品質の指標
ソフトウェア製品の品質特性に関する国際基準が、 ISO 9126 として定められています。国内では JIS X0129 として定められています。
- 機能性
- 機能の要求に対して実現されていることを示す特性
- 信頼性
- 安定して稼働することを示す特性
- 使用性
- ソフトウェアの使いやすさを示す特性
- 効率性
- さまざまな資源の使用効率を示す特性
- 保守性
- ソフトウェアの変更のしやすさを示す特性
- 移植性
- 別の環境へ移す場合に関する特性