ゆずたんのAP対策日記

応用情報技術者試験の勉強をブログに残します

Day #3 プロジェクトスコープマネジメント

※注意:個人で勉強した内容を記事として書き起こしています。内容が必ずしも正しいという保証はありません。もし間違いを見つけられましたら、コメントなどでお知らせいただけると嬉しいです。

プロジェクトスコープ とは

プロジェクトの範囲のことをプロジェクトスコープと言います。プロジェクトスコープには、プロジェクトに必要な条件が 過不足なく 含まれます。

例えば、プロジェクトの 成果物 、成果物の受け入れ基準などが含まれます。逆に、プロジェクトからの 除外項目 を明確に表す必要もあります。

これらを定義する作業を スコープ定義 と言います。スコープ定義では プロジェクトスコープ記述書 に定義した内容をまとめます。

要求事項収集

プロジェクトの目標には、ステークホルダが積極的に関与しています。ステークホルダのニーズを定義する作業を 要求事項収集 と言い、定義した文書を 要求事項文書 と言います。

スコープコントロール

プロジェクトスコープは時間の経過とともに変化してしまいます。とくに、 時間とともに拡大していく傾向 があります。この状態を スコープクリープ と言います。

AT 車でエンジンをかけるとアクセルを踏まなくても進む現象をクリープ (creep) 現象と言いますね。確かに似ている。

スコープクリープが起こるとプロジェクトの成功が危うくなってしまうため、プロジェクトマネージャは適切な スコープコントロール を行う必要があります。

WBS とは

WBS (Work Breakdown Structure) は、プロジェクトで行われる作業を 階層的に要素分解したもの です。

フェーズや成果物の種類で分解したのち、最終的に アクティビティ (実際に行う作業) を割り当てる ワークパッケージ という単位まで分解します。

WBS を作成することで、プロジェクトスコープ全体を系統立てて定義できます。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/WBS_sample.jpg By Masaqui [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

WBS は過去の実績を参考にすることで効率的に作成できるため、 WBS テンプレートというひな形を用いて作成されることもあります。

WBS辞書

WBS だけでは表しきれない 作業の詳細な記述 をまとめたものを WBS 辞書と言います。 WBS を補完する意味で用いられます。